「本当にずっと友達でいてくれる?」

「うん、もちろん」


私は、その真剣で真っ直ぐな君の眼差しを信じてみることにした。


昔、お母さんが教えてくれた

『自分が相手を信じないと、
相手も信じてくれないよ?』


そんな言葉を信じてみたい。


「指きりげんまん、嘘ついたら針千本飲〜ます!指きった‼︎」


「よし、約束な?」


「…うん」


「なぁ、この指きりげんまんの歌の本当の意味…知ってるか?」


「え…怖い話、無理!」


クジョウくんは、小学生みたいに無邪気に笑った。