「華園?大丈夫か?」
ずっと、黙っている私を心配して九条君が声をかけた。
「あ…ごめん、びっくりして……」
私は、1日にこんなに人と喋ったりするのは久々だった。
だから、びっくりして黙ってしまった。
「もう、昴がいきなり紹介するから華園さんびっくりしたんだよー?」
え、九条君の、せいじゃないよ。
「え、ごめんな」
だから九条君のせいじゃないよ!
「……」
だけど、声を出せなかった。
「ごめんみんな、今日は帰って」
「おう、華園さんと仲良くな」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…