「あれ?翔じゃん?何してんの?」 「そんな事どうでもいいから、練習行ってこい。」 翔が背中を押してくれた。 まあ、翔に言うのは後ででいいか! 俺らは体育館に戻った。 だけど、上手く練習出来なかった。 咳が出る。 何回も何回も。 みんなに心配させたくないのに。 杏咲が俺に練習するのを止めた。 俺は仕方なく見学することにした。 バスケがしたい。 なのに、なんでだよ……。