涼「別に睨むほどのことじゃねぇだろ。」

たしかにそうだけど。







一時間が経過した。

回りを見ると、黒牙の奴らはほぼ全滅だった。

涼が近くにやってきた。

涼「(ボソ)あいつら…これからどうするんだろうな。」

[あいつら]は、きっと3人のことだと思う。

琴「さぁね…?」

あの3人は黒牙の幹部の方に歩いていった。

さなさんは靴に手を掛けた。

琴「(ボソ)あ…さなさんが靴に…。」

涼「(ボソ)マジかよ。」








黒牙の幹部の目の前に止まると…ようさんとひろさんはさなさんと同様に…靴に手をかけて取り出した。

カチ

「け…拳銃?」

「俺らを殺す気なのか?」

さなさんは総長の眉間に銃口を付けた。

涼「(ボソ)射つわけねぇだろう。」

たいの言う通りだ。