私は首を振った。

沙「たいは?」

涼の偽名はたい。

涼「いえ。」

涼は答えたあと私と目を会わせて訴えてきた。

だりぃなって思っているんだろう。

私たちは素手だから。

こんなクズみたいなのが、クズみたいな族と戦うんだ。

実際勝ち負けなんてどうでもいい。

こんな奴らさっさと捕まればいいのに…。

ふっ…。

こんなこと…口が避けても言えねぇな。

言ったらどうなることか。





陸さんは時計を見た。

陸「行くぞ。」

ドアを開けた。

ガチャ

部屋を出た。

陸「てめぇら…黒牙をぶっ潰すぞ!」

したっぱはみんな答えた。

「うっす!」

私もこの族…潰したい…なんてね…笑