涼「そうか…たしかにあいつらをどうにかしねぇと回りに被害が及ぶ。

しかし…その嘘はすぐにバレんだろうな。」

琴「だよね。親に聞いてしまえばわかるよ。」

涼「…。」

何でしゃべらなくなるのよ。

琴「でも…もう会わないし。何かあったら、涼を使うよ。」

涼「はぁ?

俺を使うってどういうことだよ。」

琴「彼氏役にするとか笑」

涼「………は?」

時差が生じたね。

琴「だって、そうすれば被害が及ぶこともないし。」

涼「相手を傷つけるだけだな。」

う…それはそうなんだけど。

琴「でも…身の回りに危険は起きないでしょ?」

涼「そうだけど。」

たしかに菊哉には悪いけど、それしか方法なかったし。