琴「そのつもりだけど。」
涼の眉間にしわを寄せて言った。
涼「じゃあ、コンビニにいなくてよくね?」
だりぃなコイツ。
琴「いいから、コンビニにいて。」
涼は歩くのを止めて、私の顔をまじまじと見た。
琴「なによ。」
涼「…いや。何でもねぇ。
コンビニで待ってる。」
と言って歩き始めた。
何を察したんだか…。
まあいい。
その方がありがたい。
琴「あとで何かあったら話すからさ。」
涼「そうか。」
それだけ言うと、話の筋が変わった。
やっと、倉庫の近くにあるコンビニに着いた。
私は指を指した。
琴「ここ。」
涼「わかった。
待ってるな。」
そう言うと、コンビニのなかに消えていった。