あれはまだ小学六年生だった。



私は私立の小学校にいた。



ある日の朝…学校に登校すると、みんながじろじろ私と一緒にいた友達を見ていた。

なんなのかわからず、教室にはいると、泣いている子達がたくさんいた。

私たちは疑問に思って、男子に何があったのか尋ねた。

琴『ねぇ。みんな何で泣いているの?』

『それが……うちのクラス全員で一人の子を虐めたっていう噂がたってるんだ。』




その噂は嘘。

誰もそんなことをやる人なんていなかった。

うるさい子もいなかったし、嫌われるような子もいなかった。

なのに…何で…?