ホテルについた。

涼の部屋はホテルの最上階の半分。

残りは水樹くんの部屋。

だから、バカみたいに広い。

エレベーターに乗って、最上階へ。



ガチャ



「どこかにこのあとお出掛けになられますか?」

出掛けるけど…。

琴「ええ。でも車入りません。」

「よろしいのですか?」

涼「時間が時間だからな。」

諸星さんは何かを感じ取ったのか、微笑んだ。

「かしこまりました。ではお気をつけて。」

ガチャン

涼はベッドに飛び込んで。

涼「適当な時間になったら起こして…。」

琴「わかった。」

私はソファーに足を伸ばして座った。