夏休み間近。

パシッ!

「うわっ!」

「悪い、日暮。痛くはないだろ?

 今度のフォトコンに出す作品撮れたか?」

廊下をひとり、

部室に向かう途中、

急に丸めた紙束で

頭をはたかれ吃驚して

振り返ると・・・