「いらっしゃいませ~!」

「あっと。チョコを1つ。」

「以上で、よろしかったでしょうか?」

「はい。」


「少々、お待ちください。」


店員のお姉さんは、営業スマイルをしながら言った。



「チョコレートで、お待ちのお客様。」

「あっ!はい。」

「ありがとうございましたぁ!」



俺は、急いで、花欄の所に行った。


「ちょっと!やめてください!」

「いいじゃん!俺等と一緒に遊ぼうぜ!なっ!早くぅ行こ行こ!」

「ちょっ!放してください!」


ん?あれってもしかして、花欄?何、ナンパされてんだよ!


ってか、俺の花欄に、触るなっての!


「彼氏、待ってるんです!」

「ん?彼氏?そなんいいじゃん!どうせ、ロクな彼氏じゃないんだろ!?君見たいな、可愛い子、ほっとくなんてよ!」

「健太の悪口は、言わないで!」