でも、ある日から、俺と花欄の間に亀裂が入った。



あれは、俺のダチの、水嶋 恋次(ミズシマ レンジ)が、きっかけだった。


~・~・~・~
「おままごとしよ。」
「うん!!いいよ!!」

いつもと同じ始まり方。

「健太君。いってらっしゃーい!」

元気良く花欄が俺に言った。

「行ってきます!」

花欄に負けないくらい元気な大きい声で言った。