「お邪魔します。」


「おかえり兄ちゃん!こっちだよ!」


「おう!皆、付いて来て。」



龍生の部屋には、由美と一人がいた。


一人(カズト)は、龍生と由美の子供。


昌嗣にそっくり!


2人とも、父親に似たんだよな。



「ほら。これ。」



正直、こんなにヒドいとは思ってなかった。


「皆は、こんなにヒドい事されて、なんで言わなかったんだ?……辛かっただろ?どうして、溜め込んだりしてたんだ。せめて、俺だけでもいい。いや、俺じゃなくてもいいケド、言って欲しかった。」



皆、静かに涙を流した。


秋美さんが、口を開いた。