「二人とも、顔を、あげて。」



俺等は、顔をあげた。


「リビングで、話しましょう。健太君の両親も呼んでね。」



電話して、俺の両親は、すぐ来た。

まぁ、当たり前か。俺の実家は、花欄ん家の隣の、加藤さん家の、隣だもんな。




「恵理ちゃん、どーかしたの?ワッ!なんで、健太が、いるのよ!」


恵理って言うのは、花欄のお母さん。


「呼んだ理由は、俺だから。」


「違うよ!私もだよ!」


花欄が、叫ぶ。



「で、どーしたの?」