俺は、花欄の所に、戻った。


「あっ!健太ぁ!」


「よっ……。」



「どーしたの?元気ないけど…。」



いつも、俺の事を、心配してくれる花欄。そんな、大好きな花欄だけど、まだ、花欄は、高校生なんだ。 俺よりも、遥かに大人な、花欄でも、まだ高2の、女の子。

この現実は、花欄には、重すぎる。



「ん?何でもねぇよ!?もう、暗いから帰ろっか!あっ!今日は、花欄の家で、飯だよな!早く行こうか!俺、腹減った!」



「ねぇ。本当に何でもない?相談とかあったら、ちゃんと、言ってよ!?一応、健太の、未来の嫁なんだからね!分かった!?」



「分かってるって!花欄こそ!俺に隠し事は、ダメだかんな!」


花欄は、笑いながら、



「分かってるよ!あぁ。早く、健太との子供、欲しいなぁ!」



―――ズキン



「俺も、欲しいな!初めての子供だもんな!泣いたりしたら、どーすんだろな!?花欄。」


「そーだね!」