翔太に話してから、気分が良くなって来た。



「んー。まぁあれだな。お前、カッコいいしさ、優しいから、大丈夫だよ。なっ!!」


カッコいい?俺が?


「えっ!!俺って、カッコいいの?」



「えっ!!知らなかったの!?」



俺は、首を縦にふった。



翔太は、あきれた顔をして、


「健太の事、好きな奴なら、けっこーいるよ。」

「えっ…。だってそれは、翔太と一緒にいるからじゃない?」

「はぁー。確かに、なんか俺のファンクラブがあるらしいけど!!」


「ほら。やっぱ、翔太がモテてんだって!」


「だぁかぁらぁ!俺は、三年生の先輩に好かれてるだけで、お前は、一、二、三年生にモテてんの!!」



初めて知った。そんなに、俺は、カッコいいのか?