俺は、翔太の言った事を、聞きながら、走り出した。



どこだ?どこにいんだよ!花欄!


俺は、無我夢中で、走った。早く花欄に謝りたかった。





どれくらい走ったんだろう。俺は、小さい頃花欄とよく、遊びに来ていた場所に来た。




グスッ



え?誰だよ…。




「あの、誰かいるんですか~?」


「え?誰!」




っ!この声は!花欄!

「花欄!俺、健太だよ!」


「けんた…?」


「そう!健太!花欄。出てきてくれよ。話が、あるんだ。」


「はな…し?」



「そう!話。俺、花欄に謝んなきゃいけないから。俺が、悪かった。ごめん!」


「…………。」


「花欄。もう一度、俺と付き合って、くれますか?」