こんにちは。
私は今日から中学3年生になる、
「小谷 苺(こたにいちご)」
身長は160センチで標準くらい、友達も多いほうで、笑顔が絶えないのが
わたしの長所。部活はバレー部に所属していて、部長をつとめている。

「いちご~。クラス表みた!?」
この子は徳永千春(とくながちはる)2年生の時仲よくなった子。
バドミントン部にはいってて明るくて人気者。

「ううん。まだ。」
そう、今日はクラス替えの発表なんだ。
「だれといっしょかな~たくとと、一緒だったらいいなぁ」なんてのんきに言っている
ちはるをみて、笑った。
ちはるには幼稚園から一緒の彼氏がいる。バスケ部でそこそこかっこよくて
けっこうモテる。
「苺はさ好きな人できないの?」なんてちはるがきいてくるから
「うん・・。今はね部活でいっぱいだから。」
「そっかぁ。いい人みつけたら教えてね!協力する!!」

好きな人かぁ・・。
私は彼氏がいたこともあるけどそれとなく付き合って別れてって感じで
本当の意味での初恋をまだしたことがない。だからちはるをみて
本当に好きになったら女の子らしくなれるかなと少し不安をいだいていた。

「あ!!苺!発表されてるよ!みにいこ!」
「うん!!おんなじクラスだといいね!」

「うーん。どこだろ。」
「ちはるは4組だね。ってあたしもじゃん!」
「やった!!いちごとまたいっしょだ!」
「教室いこっか」

私たちの学校は2つの小学校が集まるだけだから、知らない人がいないくらい。
6クラスまであって、みんななかよしなんだ。
「タンニン誰だろ~有川先生だったらやだね~」
なんて話をしながらまっていると、タンニンが入ってきた。

「えー。今日から1年間よろしくね」っていったのは本当に有川先生だった。
ちはるをみると本当に嫌な顔をしていて少し笑えた。

それから何週間か経ったとき、おんなじクラスのもかちゃんってこから
いろんな人集めて、ばすけしない?って誘いがかかっていて
わたしはもちろんうん!って返事をした。
じゃあ1週間後に〇〇体育館でするよっておしえてもらってたのしみにしていた。

その日の放課後、部活が終わってからちはると一緒にたくとくんをみにいった。
今日のバスケ部は外で練習する日で外ではなしながらちはるとみていた。


「そおいえば。たくとももちろんかっこいいけど、そうちゃんもにんきだよね~」
「そうちゃん??」 だれだろ・・。
「そうちゃんはあのひと!」
一瞬、びっくりした。友達の元彼だからなんとなくは知っていたけど、
まじまじとみたことがなかった。
「かっこいい・・・。」
「あれ~苺、顔あかいよ~ひとめぼれしっちゃった~?」
「そう・・かも。」
「そうちゃんのLINEおしえてあげるから、れんらくしてみなよ~」
「うん!!」
その日、ちはるにもらってすぐに連絡した。

<さおりです。4組でバレー部だけどわかるかな??>

すごくまよって考えてこれにした。すると数分後、
<うんわかるよ!俺のこともわかる?>って返ってきた。その日は夢中になって
寝るのも忘れるくらいやり取りは続いた。


そうしていくうちにお互いどんどんしっていってなかよくなった。
ある日私は気持ちを伝えようと思った。
そして、すきになっちゃったんだ。付き合ってほしい。と伝えると。
考えるから。まってほしい。と言われて、あぁ。振られると勝手に思い込んでしまった。

そうしていくうちにみんなでバスケをする日がきて、当然そうちゃんもいるわけで
でも、そうちゃんは普通に接してくれて、余計に好きになった。
その日の夜。そうちゃんからへんじしてもいい?ってきて
いいよ。ってこたえたら、<よろしくおねがいします。こんな俺だけどね笑>
ってきてて、泣きそうになった。

そこから、私は幸せなことがずっと続くと思っていた。