校長室内を見渡せばすぐに目に入る男性。
彼を囲む場所だけがとても輝いていて表現できないオーラがあった。
圧倒された、そのオーラに。
「東雲連れて来ましたっ!」
いきなり静寂の時を打ち破る先生。
声でかすぎですよ、ここ校長室ですよ?
ひとりツッコミをしていれば
どこからか低い声で
「ああ、ありがとう。では君は戻っていい」
と、
校長いたんすね!
正直気づかなかった…。なんかオーラの中に消えて行ったというか…
その言葉にラッキーというようにささっと校長室から出て行った先生。
ほんとに相変わらず軽い。
でも、彼がいた方が心強かったのに…弱そうだけれど居た方がまし。
だって、さっきからあの男性私をガン見してくるんだもの。
穴あきそう、マジで。