カァァァアと火がついたように真っ赤になるひーくん。


やべぇ、そう言い真っ赤な顔を隠すように手で覆う。


「熱…?」
そう聞き私たちの間にあったテーブルを越えソファーに座るひーくんの隣に行き顔を近づければ、



「もう無理…」

そう呟く彼。相変わらず疎い私には意味がわからない。???しか浮かばない。

「なにが?」


「…の……いっ!」

聞いてみたもののほぼ聞こえない。
声小さすぎるよ…ひーくん。



もう一度言ってと頼めば、



「これはモモカのせいだからなっ」



そう言って私をいとも簡単に腕の中に入れた。チョコンとひーくんの膝の間に座った私。