やっぱり、方口くんは
優しいんだ。


こんな私のこと覚えててくれるんだ。



「ねね、竹中さん。」

「は、はい!なんでしょう??」

「待った!なんで敬語なの?笑」

「えっ////なんとなく?」

「じゃあ、敬語やめよう!」


なんか、普通に喋れない。

方口くんは普通に喋ってくれるのに


「竹中さん!いや、、、」
「優奈!!!」

「は、はいっ!!!」
「…えっ!?//////」

「えへへ、
その方が敬語辞めれるでしょ?」

「そ、そうだけどきゅ、急に名前って…」

「嫌かな??」


そう言って顔を横に倒す方口くんは
可愛くて子犬みたいで、

無性に撫でまわしたくなった。


「えっ…/////ゆ、優奈??」

「ん?………ご、ご、ごめんっ」

「いや、ぅん。いいよ…////大丈夫。////」


そう言って横を向いた方口くんの耳は
真っ赤だった。


びっくりしたぁ…

思ってたことを行動に出すなんて
私らしくないし…
何してるんだろう私……


気になる異性そう思うだけで
こんなに喋れなくなるものなんだ…



そのまま、授業が始まって
私達は喋ることなく授業を受けた。