そのあと興奮状態の千里とわかれ、家に帰った。


もう一人、言わなくてはいけない人がいる。



部屋に入るなり、私はその人に電話をかけた。




プルルルルル…



プルルルルル…




【はい】




アイツの声がする。




「もしもし?雄大?」




【お、どうした】




ふふ、なんか雄大に言うのですら緊張しちゃうなあ…。




「私の決心聞いてくれる?」





【決心?】




「そ。明日、私佐野くんに告白する」




【えっ…】