ピピピピ…


ピピピ…




「んー……はっ!!」




窓から陽射しが入ってくる。



ベッドの上で目を覚ました。




「……」




あれ…夢?



もう、朝だ。




「雄大…」



ふと部屋を見ると…



部屋の真ん中にプラネタリウムのチケットが落ちている。



「…ゆ、夢じゃない………」




そう確信した時、何かが込み上がってくるのを感じた。



嬉しさと感動と…何かわからないけど…



それは、とても幸せな気持ちだった。





昨日から私と雄大は…幼馴染みなんかじゃない。





“恋人”