「電車!?」



私が色々聞く間もなく、雄大は私の腕を引っ張って駅へ向かった。






「ちょ…どこに…」





「はい」




雄大は切符を渡してきた。



全然人の話聞かないし!



「てかお金…」



「そんなん気にしなくていいから」




でも…え?




どこに行くのか、何をするのかわからないまま、電車に乗った。