ドォォォォン




その間も打ち上がる花火。





「そういや今のやつ俺のクラスのやつだわ」



「あ、そう」




山口さんと仲良さそうだもんね。



同じクラスか。










そして私たちはまた2人に戻る。



「まーいいや

花火花火」



雄大が笑った。






「うん」







ドォォォォン





花火の音が鳴り響く。



私たちは無言だった。






しかし





「あの~」







その無言を切り裂く者。