雄大side
今日はなんて文化祭日和だ。
色んな種類の店がある。
きっと楽しくなる。
「雄大く〜ん!」
こいつが俺の隣からいなくなれば…の話だが。
当番も同じにしてきやがって。
今も楓を探してたのにこいつがくっついてきた。
なんでお前なんだ。
楓はどこだ。
早くしないと。
佐野が何するかわからねぇだろ。
楓は俺の目の届くところにいさせないと安心できない。
俺…本当にあいつが大好きなんだなー…
クスッと、笑ってしまいそうだった。
楓と離れれば離れるほどそれを実感する。
俺がどれだけ楓を好きかということをーーー。