「あ、あのね、雄大の誕生日… 水族館…ってどう?」 楓が少し顔を赤らめながら言ってきた。 す、水族館!? 「いいんじゃん?」 え、嬉しい。嬉しい。 デートみたいじゃん! その日1日は楓は俺しか見ない。 人生で最高の誕生日だよ、楓。 ありがとう。 「楽しみにしてるよ」 俺はそう言って楓の頭を撫でた。