「今日も坂下くんちでしょ?」 「うん…勉強しに…」 って!!! 自覚したあとに行くの!? なんか照れくさいんだけど!! 「いいじゃないくっついちゃえば」 千里! 「あのね簡単に言わないでよ!!」 千里ったら…何も考えてないでしょ! それからというもの視界から、頭から、佐野くんはどんどん薄れ 代わりに雄大の笑顔だけが浮かんでくるようになっていた。