楓side



佐野くんの指の先にいたのは…







「よろしくね、佐倉」






私ーー!!!!



「また楓?」

「ずるい楓!」




女子が言ってくる。



えええ私のせいなの!?




渋々前へ立つ。





なんかー。



デジャヴだわ…。




「早速放課後残ってねー」


先生がいう。




ひえええ!



「頑張ろうね、佐倉」



私は憂鬱な気持ちのまま放課後を迎えることとなる。