「お前バカなの?悪口言われて嫌じゃねぇのかよ!?」



言えよ、素直に。



イヤだっていっちまえよ。



助けて、もうイヤなのって言えよ―。



そしたら俺……………



「…イヤ、じゃない。わけ…ないじゃん―――」



途切れ途切れに言った台詞は俺の心臓の鼓動を早くした。



「イヤだよイヤだよイヤだよ。しょうがないじゃん。無視したくてしたわけじゃない!!」



ずっと、溜め込んでいた心の声。