「何なんだよ。」

「斗真には教えてあげない。ねぇ美空」

「だね。」

斗真は訳がわからないって顔で私達を見てるけど誰も教えてあげない。

「なんか斗真と美空は似てるんだよね~。だからどっちも私の大切な人。」

なんてサラッと惚気ける日向
その横でさっきまで不満そうな顔だった斗真が笑顔で‥

「日向、勝手にやってろよ」

「いいじゃん。本当の事だもん」

大地くんは、もう呆れたみたいな顔になった。


遊園地は日曜日ってこともあって混雑してたけど、待ち時間も4人なら楽しくてあっという間だった。

斗真は観覧車が苦手で、大地くんはジェットコースターが苦手。
日向と私はお化け屋敷が苦手。

そんな発見もあった。