ガチャン…

「ただいまー!!」


廊下を走り、自分の部屋に飛び込む。



制服も脱がずにベッドへダイブ。



雫は今だけ無機質とか、暗闇とか感じない気がした。連絡帳に一人増えたからだろうか、モヤモヤが無くなったからだろうか。なんだか清々しい気分だった。


なんだか、凌の弱点を掴んだようで楽しくもあった。



「ふふふ。今日の晩御飯何にしよー。」


そう言って数分後に雫は眠りについた。