「もう・・・やめようよ。」

みんながあたしを見た。

「愛莉・・・何言ってんの?愛莉今まで散々果夏にいじめられてたじゃんなのにどうして?」

「だって・・・こんなことしててもしょうがないよ。あたし、この間まで、今の果夏と同じ目にあってた。だからわかるよ・・・。」

「愛莉・・・。」

果夏が口を開く。

「果夏も今つらいよね?あたしもつらかった。だから、多分果夏のしたこと、一生許せないと思う。」

「うん・・・。」

「だけど、許さないじゃないから。」

「えっ・・・?」