バンッ

「ちょっと、あたしを裏切る気」

果夏が机を叩いて立ち上がった。

「・・・もう、やめれば?」

「みっともないし。」

「今時ダサいよ。」

みんなてのひらを返したように、果夏に冷たくなった。

「なんなのよ、あんた達・・・。」

「ってか、気付いてないの?誰もお前の友達なんかいないんだよ。」

果夏の味方だったはずの奈都が言った。

あたしは思った。

同じだ・・・果夏とあたしの関係と。

ちょっとかわいそうだと思ったけど、思いしればいいと思った。
あたしの気持ち。