彼女の父と母は基本、世界中を旅してる
だから弥生は1人暮らしだ。
毎年風邪を引く弥生。
んで、毎年俺が看病するってゆーのは
恒例行事である。
身体が弱ってる時くらいしか弱味をみせない弥生
たまにしか言わないものだからこのときだけは絶対に聞くようにしている。
切り終わったりんごを持って二回へ上がる。
「入るぞー」
「んー...。りんごー!」
「はいはい、待て待て。
ほい、あーん」
................。
「いや、自分で食べられるからっ」
「ほら、口開けて。」
「ん。うまい。シャクシャク」
「なぁ、弥生。
俺さ」
「ん?なにさ?」
「好きだよ弥生のこと。」