なんで…なんで…?



なんで祐樹の部屋に知らない女がいるの…?



あたしは夜道をひたすら走った。



今見てしまった光景を忘れるために…



止まることの出来ない足が自然と公園に向かっていた。



あたしと祐樹の思い出の場所。



あたしは錆びて鉄臭くなったブランコに腰を下ろした。



頬に熱いものが流れる。



祐樹…もうあたしのことは忘れちゃったの?