課長の真面目な性格がよく出ていて可笑しい。
だけど、そこまで私の事を考えてくれたんだと感動した。
しばらく走ると○○植物園が見えてきた。
車を駐車場に停めてチケットを買って中に入った。
温室になっており、いろんな種類の花や
樹木やハーブなどが置いてあり興味を惹きつけられた。
「へぇ~中は、こうなっているのか……」
「世界中の植物が集まっているらしいですよ!
これとかインドだとか」
「へぇ~これは、凄いな」
「はい。いろんな植物や花とかあって見てて飽きないですね」
自分の行きたい場所に行けたのも嬉しかったけど
何より課長と行けたのが嬉しい。
「なるほど。あ、あそこにも何かあるな」
「行ってみましょう!」
そう言い自然と課長の腕を引っ張った。
何だか恋人同士のようだ。
一通り見て回るとお昼の時間になった。
私達は、植物園を出ると近くにあった広場で弁当を出した。
この日のために朝早く起きて作った。
課長気に入ってくれるだろうか?
「これ……君が作ったのか?」
「はい。口に合うか分かりませんが良かったら、どうぞ」
「ありがとう……美味しそうだ。いただきます!」