漣の家につくと、荷物をおいて
その日の夕食を作ることになった。

「ね、何作る?」
「そうだな…。なんでもいいよ。亜姫が好きなので」
「いや、漣が好きなの教えて?」
「じゃ、ハンバーグ」
「了解!じゃ、作るね。」
漣が買い溜めをしておいてくれた。
だから、材料は十分にある。
ハンバーグの具材はそろっていたから
早速作り始めた。
漣にも手伝ってもらって、
漣が野菜を切っている間に
私はご飯を炊くため、米を洗って炊飯器にセットしてスイッチを押した。
漣は野菜を切り終わりかけていた。
それから、卵や肉などと一緒にして、
手で混ぜた。
そして、形を作る。
この形を作るのが楽しい。
それが終わると焼く。

「出来た!」
「完成だな。」

そして、食べる準備をして…

「いただきます」「いただきます」

美味しい…!結構上手く出来たと思う…
「うまいな。」
「ほんと?漣も作ったんだよ!」
「自分で作ったからうまいんだよ。あと、亜姫と一緒に食べてるからだな」
ニコッとして、言うんだ。
嬉しいけど、照れる…