―翌日
私は携帯のアラームと、以前使っていた目覚ましで何とか起きた。
シュウになんか、もう頼らない!
謝って来たら、
許してあげてもいいけどね…。
私からは絶対謝らないんだから!
いつもと違う静かなリビングの方から、味噌汁の匂いがした。
シュウ、今日は何作ったんだろう?
あー、お腹空いた…。
私は部屋のドアをそっと開け、シュウが居ないのを確認すると、会社に行く準備をする。
そしてテーブルの上を見ると、美味しそうな朝御飯がラップされて置いてあった。
゛ちゃんと食べてね゛
と書かれたメモと一緒に…。