そう言えば…。
「あんた超能力者なんでしょ?何とかしてよ」
そう言うとシュウは飲んでいたコーラを吹き出して言った。
「あれ、信じてたの…?」
「えっ、違うの?だってシュウ、健太の事知ってたじゃん!」
「あれ?…倫子さんが酔っ払って愚痴ってたのを覚えていただけだよ。何回も聞かされたら誰だって覚えるっしょ?」
「酷ーい!じゃあ今すぐここから出て行きなさいよ?」
「へぇー、出て行ってもいいんだ?朝起きるのも、御飯作るのも、1人で出来るなら別にいいけど」
「出来るわよ!シュウが居ない間は1人でずっとやってたんだから」