「シュウー!」



私は少し離れた所から、
大声で叫んだ。



「…倫子さん?」



シュウと目が合って


シュウは走って私のすぐ側に来て


思い切り私を抱き締めた



「シュウ…」


「携帯繋がんないし…マンション行ったら、他の人住んでて…ここに居たら会えるかなって…」


「…うん」


「ごめん、いっぱい…ごめん」


「…いいよ。ちゃんと迎えに来てくれたから…」



私がそう言うと


シュウはソッとキスをした


何度も


何度も……



まるで映画のワンシーンのように