「少しお茶でも貰おうと思ったけど、やっぱり帰るよ。お母さんに宜しく伝えて?」 「…はい」 「…好きならさ、一回ちゃんとぶつかってみれば?…じゃあな!」 三上さんはそう言って大きく手を挙げると、 車に乗り帰って行った。 本当は私もそのまま一緒に東京に戻りたかった……。