「倫子っ?!」


「……」



目を覚ますと目の前に母親の顔が見えた。


涙で顔がグシャグシャなのが分かる。


ここは何処だろう…?


目が覚めちゃったんだ……


又、あの辛い日々が戻って来た


そう思うと又死にたくなった


何で生きてるの…?


私は点滴の針を外し、ありったけの力でベッドのパイプに頭をぶつけようとする。



「倫子、やめなさい!!」



父親が私を抱き締めて動けなくした。



「死なせてよ…」



目が覚めて初めて出た言葉だった。


気付いたら、紗香も三上さんもいて、皆が泣いてた。