私は家に置いてあった薬を全部飲むと、包丁で手首を切り途中でやめた。
怖い……。
その時、
携帯電話が鳴った。
―着信 紗香
シュウのニュースを見て、
心配してかけてきてくれたんだと思った。
でも私は電話には出なかった。
電話に出て何になる?
着信が鳴り終わると、
私はもう一度包丁を握り直し、思い切り手首を切った
鈍い音がして、
血が流れる。
流れて行く血を眺めていると
何だかおかしくなって笑った
人ってこんなに簡単に
命を絶てるんだって
笑えた……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…