―翌日


凄く気分が良くて、いつもより早めに家を出る。


昨日、何ヵ月振りかにシュウの声を聞けて、それだけなのに、空とか街並みがいつもとは全然違う物に見える。


会社に着くと、三上さんはもう来ていた。



「おはようございまーす」



三上さんは少しビックリした顔をして、私に言った。



「おはよう。何かあったのか?」


「彼から連絡があったんです。やっと…」


「そうか。良かったな」


「さぁ…。振られたかもしれないし。でも、凄くスッキリしました」


「なら良かった。上手く行くといいな」