「本当だ…」


「もう暫く倫子の所に通うしかないわね」



そう言って紗香は笑った。


二人で肌の手入れを済ませると、私の部屋に行きベッドに一緒に入った。



「倫子はどうすんの?シュウくんの事」


「…うん」


「日本に居ないんでしょ?いつ帰って来るか分からないの?」


「分からないけど、迎えに来てくれる約束はしてるんだ」



紗香は少し笑って言った。



「じゃあ、倫子は待てばいいじゃない。好きな事をして。もし、その間に好きな人が出来たら、そっちに行けばいいじゃない」