それから更に1ヶ月が流れた…。


シュウからの連絡は相変わらず無くて、
体重は又3キロ痩せた…。


シュウが居なくなって、
たった2ヶ月なのに、
心が壊れていっている気がするんだ。


そんな時、懐かしい相手から電話が掛かって来た。



―着信 紗香



「もしもし」


「倫子?今家に居る?」


「うん、居るよ」


「じゃあ、今から行くから」


「えっ、今から?」


「そう、今から。鍋の用意をして待ってなさい」



紗香はそう言って一方的に電話を切ると、
私は鍋の準備を始めた。


凄く久し振りなのに、
気分が乗らない私がいる…。