私は三上さんの優しさに又胸がいっぱいになって、
声を上げて泣いた。
そして思い切り鼻をかむと、三上さんに言った。
「もう大丈夫です。居酒屋行きましょう?」
「よし、行くか」
三上さんと、よく行く居酒屋に行き、頼んだビールを一気に飲み干すと三上さんに聞いた。
「三上さんは好きな女の子、どれくらい放置出来ますか?」
「放置?!」
「はい。音信不通とか…凄く忙しいとして、1ヶ月も放置出来ますか?」
「相手の子にもよるだろうけど…俺はせいぜい1週間だな。男だって辛い時は好きな子に頼りたくなる事もあるよ。悩みを打ち明けなくても、声を聞くだけでもってね。だから1週間だな」