その後の勤務時間は必死に仕事に集中し、
残業が終わると三上さんが言った。
「居酒屋で大丈夫か?」
「あっ、はい。何処でも…」
「そうじゃなくて、話し聞くのは居酒屋に行ってからで大丈夫か?」
「……?」
「最近ずっと泣きそうな顔してたからさ。メールでも電話でも、いつでもして来いって言っただろ?」
そう言って三上さんは私の頭を軽くコツンと叩いた。
私は抑えていた感情が溢れて、涙が溢れた…。
「とりあえず思い切り泣け。で、スッキリしたら居酒屋に行くか?」
「はい…」
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