その日は突然やって来る。


恋愛も会社も何もかもが充実していた時に、
やっとペースが掴む事が出来た時、シュウからの一本の電話で全てが変わり始めた。


―着信 シュウ



「もしもし」


「倫子さん?」


「うん。久し振りだね!最近会社はどう?」


「今から行っていい?今日行かなかったら、いつ会えるか分からないから」


「…どういう事?」


「行ってから話すよ。今から行くね」



シュウはそう言って電話を切り、私はただただ、空を見ていた。


この前シュウが言ってた事…。
シュウが刺された事がニュースになるの?